< 撮影機材 Hasselblad X1D 50C Hasselblad XCD 45mm f3.5 >
しばらく、ストックの中から冬の写真を集めてみようと思って、ファイルを探して見つけた一枚。
場所は、群馬県 赤城山大沼
この湖は冬になると、全面結氷して厚い氷におおわれるのだが、
氷の下にはたくさんのワカサギがいて、それを求めて釣り人がやって来る。
氷に小さな穴を開けて、ワカサギを釣る。
なんとなくみんな寄り添って釣るのは、
寒いからではなくて、やはり釣れるポイントがあるらしい。
こんな風なテントだと暖かそうだけど、
あんまり暖かくすると氷が薄くなって、
そのままテントごと、ずぶずぶ水中に沈むのではないかと心配になったりする・・・・
でも、親子でほこほこと、なんの話をしているのだろう?
お父さんとこんな時間を持てるのって、幸せな事だと思う。
寒そうな釣りだけど、収穫は結構あるみたいで、
湖の奥から重そうなソリを引きながら、釣り人が氷の上を歩いて帰ってくる。
そのまま車に積んで帰る人もいれば、湖畔の食堂に持ち込んで調理してもらう人もいる。
薪ストーブを囲んで、収穫自慢をしたり、釣り談義をしたり、
なんとなくみんな満足気で、長閑で・・・・・寒いけど、心地良い。