< 撮影機材 Hasselblad X2D 100C Hasse;lblad XCD38mm f2.5 >
私は水辺の風景が好きなので、こんな沼地も好きな場所です。
ここは福島県下郷の観音沼という場所で、熊のすべりだ台のあった西郷村の辺りから、標高で4~500m
登ったところにあります。
距離的には20km以上離れているので、もちろん車での移動です。山道なので、25分くらいかかります。
標高のせいもあって、出かけた時(11月8日)紅葉はほとんど終わって晩秋から初冬の風景になっていました。
本当は紅葉の名所で、時期を外さなければ錦秋の美しい沼の風景になるはずでしたので、少し残念に思いながら沼の周りを廻りました。
どこかへ行くたびに、リベンジの課題が増えていきます。(笑)
水際は柔らかな泥炭地で、一足ごとに底なし沼かと思うほどにずぶずぶと沈みますが、
立ち枯れの木の根が物悲しくて、北国の沼地の風情が私の好みの風情でした。
露出をかなりアンダーにして撮影したので明け方のようですが、実際はもう少し明るい夕暮れ間近の時間帯で、3時半ごろだったかと思います。
山の中なので日没が早くて、あと30分待てば本当にこのくらいの暗さになったかもですが、沼の周りにたくさんのドングリの実が落ちていたので・・実際にこの暗さになるまで待つのはちょっと・・・ね。
地元の役場の方に、熊が心配だから3時過ぎには引き上げてくれと言われていたので、この時間でもぎりぎりセーフの感じです。
アンダーにして撮影したら西の空が薄くピンクに染まったのは、PLフィルターのせいかもしれません。わずかに西の空が染まり始めたのを、偏光ガラスが繊細に捉えてくれたのだと思います。
日暮れの早い季節になりました。